蝋箋の定義は少しややこしく、定義が曖昧です。テッカテカの墨を弾いてしまうような蝋箋があると思えば、胡粉を塗ったような質感の蝋箋があったりと。一般には粉箋とは鉱物粉や貝殻粉を紙に塗って繊維の間に充填させて密度を高めた紙で、粉蝋箋は更に蝋を塗布して鉱物粉を定着させた加工紙ですが、更に砑光といわれる加工が施されると例のテッカテカのあの蝋箋になるのだとか。つまり蝋を使っている加工紙全般を蝋箋といい、その中でも鉱物粉や貝殻粉を使用しているものが粉蝋箋、硬黄紙などは染料で染めてから蝋を塗るので蝋箋ではあるが粉蝋箋ではないということでしょうか。ややこしいのでここではあの粉っぽいやつを粉蝋箋、テッカテカのあれを蝋箋(砑光加工)と勝手に分類したいと思います。
雲鶴仿古粉紅粉蝋箋







一品もの蝋箋
33cm × 134cm
1対 片面加工
在庫あり