宋代から採石されたことが名前の由来で、西江の北側の北嶺(山に令と表記する場合もある)数百キロ平米一帯の数ある坑道から産出されるものを総称し、採石範囲が広いので石質や石紋の差が大きいです。厳密には端渓という渓谷一帯から産出される石ではないので端渓硯ではなく端州硯または端硯です。
端渓 宋坑 彫花楕円型 瑞雲
磨墨される墨液はやや粗く、大きな字や滲み効果を出す作品には適しているといえますが、細密画、細字、かな書きなどにはやや不向きかもしれません。
磨墨される墨液はやや粗く、大きな字や滲み効果を出す作品には適しているといえますが、細密画、細字、かな書きなどにはやや不向きかもしれません。