弊社では、一般的な書道のお稽古から作品制作まで必要な様々な道具を製造しています。普段見慣れないものや、あったら便利な道具がたくさんあります。書斎や居室に文房飾りとして置いてみても楽しいと思います。
文鎮
紙を押さえるための道具です。様々な素材のものがあります。持運び、作品の種類や大きさによって使いやすいものを選びましょう。
クリスタル文鎮
酸化鉛を添加した透明なガラスで、ソーダガラスに比べてガラスの溶解温度が低く抑えられ成形も容易になり、透明度と屈折率が高まり水晶のように輝くことからクリスタルと呼ばれます。鉛の含有量が上がるほど光の透明度や屈折率が高くなり、また比重が大きくなるとともに打音が澄んで余音を持ちます。
筆巻き
使用前後の筆を巻いて持ち運ぶ際に筆を保護したり、汚れがカバンに付かないようにする道具です。適度に水分を吸収してくれる天然素材の筆巻が筆の余分な水分を吸い取り、筆巻自らの寿命を縮める代わりに筆の寿命を延ばしてくれるものと考えます。ナイロン素材等の湿度調節ができない素材はできれば避けたいところです。竹の主な産地は浙江省、福建省、安徽省で、節目の間隔が長い竹の産地です。竹の皮付き表層材“頭青”、頭青を炭化させて飴色に照りだした玉竹、竹内部の各層などによって材の価格が変わります。
筆クシ
使用後に乾燥させた筆の穂先が宿墨で若干固まっている場合などは筆クシで適度に捌き次の使用に備えます。製筆職人向けの道具で、新品時は角が立っていて毛を切断しやすいため職人によっては使用前にクシ先を耐水ペーパーなどで丸めてから使用することが多いそうです。
筆筒
洗浄、乾燥した筆を立てておく筒です。筆筒を使用するメリットは狭い場所に多くの筆を保管でき、しかも可視性があるので必要な筆を目の前からひょいと即座に取り出せることです。文房飾りの中でも目立つ存在なので、実用性と美しさを兼ね備えたものを選びたいものです。
筆置き
書写の最中に筆を休めるための道具です。
筆掛け
筆を吊っておくものおです。洗ったばかりの筆などは吊っておくことで根元に水分が浸透していくことを防止できるので寿命が延びます。
墨挟み
使用しているうちに小さくなって持ちにくくなった墨を挟んで磨墨する際に使用します。
墨床
磨った半乾きの固形墨を置いておく台です。
墨池
墨液を入れる器です。途中で休憩する時は乾燥やほこりの混入を防げる蓋つきが便利です。持運びには軽いプラスチック製が便利ですが、置いておくのであれば重量がある陶器製の方がどっしりして使いやすいです。
ペーパーナイフ
書画作品を制作する際にあると何かと便利なのが紙切り包丁です。丈を短くしたり幅を狭くしたりして特殊なサイズの紙をご自分で仕立てることが可能になります。
腕枕
小筆で細かい字を書く際に腕を乗せながら書くための湾曲した道具です。縦向きに右腕下に置く使い方と、手前側に横向きに置く使い方があります。
水滴・水盂
硯に水をしたたらす為の道具です。蓋がなく穴だけがある水滴は桶の中に沈めるか穴に向けて水道水を流し込む方法で充填し、穴を指で押さえながら水滴を傾かせ、適度に指を離して空気を送り込むことによって滴水します。中国の水滴の注ぎ口はかなりおおらかに作ってあるものが多く、日本製の急須のようにキリッと水が切れませんので予めご了承願います。水盂は銅さじ等で水を汲み上げて硯面に水を讃えます。
バック・持運びケース
習字道具を少し持運びする際は様々なバックを応用できますが、下敷きや大きな紙等の書画用道具の用途に適した専用のバックは街中のカバン店ではなかなか見つかりません。
水書用紙
紙の表面に特殊加工が施され、水で書くと書いた部分の色が変わり、乾くと消える水書きに使用される用紙です。メリットは繰り返し利用可能な点、手や衣類が汚れない点でちびっ子書道や高齢者施設での需要が増しています。
稽古場用マグネット
多目的に使用できる強力マグネットです。水書用紙をホワイトボード上に留めたり、作品を壁に掛けてみる際に役立ちます。
絵皿
もともと岩絵の具を調合する皿ですが、墨液の濃度を調整したり、筆ならしに使用したり、磨った墨を置いておく墨床にしたり多用途に使用できます。
文房飾り・一品もの
作家物の一品ものや得体の知れない文房飾り、道具を掲載します。
特価処分小物
訳あり特価品
輸送中の包装破損品、小キズ等正規品として流通できない商品を特価処分します。